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葉隠勇進が給食を提供する小学校の5年生が考えた「白米の残食ゼロ」献立が、おおさか学校給食献立コンテストで優秀賞を受賞

おおさか学校給食献立コンテストとは
おおさか学校給食コンテストは、食への意識及び学校給食への関心を高め、さらに家庭や地域社会においても食生活向上や健康増進につなげ、食育推進を図ることを目的に開催されています。令和4年度は「こんな給食が食べたいなあ!『おいしくたべよう!大阪産(もん)や地場産物』」をテーマとし、大阪府内の小学校と支援学校小学部の5、6年生から2021作品もの応募がありました。

「給食の残食を減らしたい」SDGsの授業で学んだことが献立づくりのきっかけに

受賞した小学5年生の皆さんと、葉隠勇進調理員の角野順子さん(右)杉井晴香さん(左)

 

葉隠勇進が給食を提供する大阪府堺市内の小学校の5年生4人が応募した献立が、優秀賞を受賞しました。献立のテーマは「白米の残食ゼロを目指したメニュー」。児童たちがSDGsについて学ぶ授業で、食品ロスの課題があることを知り、「給食の残食を減らしたい」と考えたことがきっかけだと言います。児童たちは献立を考えるにあたり、葉隠勇進の調理員である角野さんと杉井さんに「白ご飯の食べ残しを減らすためにはどうしたら良いでしょうか」と相談しました。

 

角野さんと杉井さんは、児童の皆さんがSDGsについて学んでいることは知っていましたが、「じゃあ自分たちはどうしたら貢献できるのか」というところまで自ら考えていることに感動したと言います。

給食調理の中で残食を減らす料理の作り方の工夫や、栄養への考え方などについて児童たちにアドバイスをしました。例えば、食材のサイズを成長に合わせて切り分けて提供していることなど、実際に調理員が日常的に取り組んでいることを伝えることで、調理工程にもこだわりました。

白米が進む献立「中華のシェフが作る学校給食!」

角野さんと杉井さんのアドバイスを参考に児童たちが作った献立のタイトルは「中華のシェフが作る学校給食!」。麻婆茄子や中華風コーンスープ、ナムルという白米と一緒に食べやすいおかずを献立に取り入れながら、玉ねぎやなす、しろな、小松菜、大根の5種類もの大阪産食材を活用しました。

 

優秀賞の受賞を受けて児童たちは角野さんと杉井さんに表彰状を見せ、お礼を伝えました。角野さんは「これからも食材の切り方など小さな工夫を重ねて、子どもたちが美味しく食べてくれるよう努力したい」と感極まる気持ちになったと言います。

 

杉井さんは「児童たちが調理について興味を持ち、悩みながら献立を考える姿勢が素晴らしかったです。協力ができたことを嬉しく思います」と話しました。

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