【地産地消×食育】葉隠勇進が郷土愛醸成をめざし、江戸川区特産の「小松菜」を使った特別給食を同区内小学校に提供
江戸川区ゆかりの小松菜で、工夫を凝らした小松菜給食を提供しました
11月24日、江戸川区の「小松菜特別給食」の一斉提供の日、葉隠勇進が受託する2つ小学校も小松菜ビスキュイパンをはじめ、ピリ辛小松菜焼きそば、小松菜バナナケーキなどの献立を児童に提供しました。葉隠勇進の栄養士がそれぞれの小学校で工夫を凝らしたメニューです。
葉隠勇進 前田舞栄養士が考案した「小松菜給食」
前田栄養士が考案した小松菜を使用した献立は2品。小松菜入りのクッキー生地をパンに塗ってこんがり焼いた「小松菜ビスキュイパン」と、小松菜とツナを混ぜ合わせた「こまツナサラダ」です。残菜が出ないように、おいしく食べてくれるようにと意識された2品は児童にも好評で、いずれも残食率は1%となりました
先生方からも「野菜が苦手な児童は多いですが、おいしく小松菜を食べさせてもらえて、ありがたい」という言葉をいただきました。
葉隠勇進 鳴海安希子栄養士が考案した
「小松菜給食」
鳴海栄養士が考案した小松菜を使用した献立は3品。中華風の「ピリ辛小松菜焼きそば」に、「小松菜とワカメのスープ」、そして「小松菜バナナケーキ」です。ケーキは、香りや甘みのあるバナナと組み合わせることで、小松菜の苦みが抑えられ食べやすいデザートになりました。この日1番の人気メニューでした。
小松菜を通して郷土愛を醸成
小松菜はカルシウムや鉄分など、健康維持に必要な栄養が豊富なこともあり、「江戸川区の栄養士には欠かせない野菜です」と前田・鳴海両栄養士は話します。
鳴海栄養士は「小松菜を通して地元を知り、郷土愛を育み、様々なことに興味を持つきっかけになれば良いと思います」と話しました。
前田栄養士は、小松菜農家の富沢勉さんと連携して、出前授業や校舎の花壇で小松菜を栽培するなど独自の取り組みもしています。生産者との交流を通して、児童たちは「残さず食べよう」という意識と、地場産食材への愛着を深めていきます。小学3年生になると農園を訪れる体験学習の機会もあります。
江戸川区の地場産食材「小松菜」と学校給食の深い関係
江戸川区内で小松菜農園を営む富沢さんは、15年前から学校給食に小松菜を提供しています。現在は区内17校の小中学校と契約し、1日平均100~120㎏の小松菜を出荷しているそうです。
「小松菜は周年野菜で年間を通して安定して栽培できます。出荷と価格と栄養が安定しているので、江戸川区の栄養士先生に喜ばれます。毎日小松菜を献立に使用してくれる学校も多いです」と話してくれました。
前田栄養士は「直送してもらえることで鮮度の高い小松菜を納品していただいています。生産者の顔を知っていることで安心もできます」と話しました。
葉隠勇進はこれからも地域と連携しながら、安全・安心な学校給食を通して地産地消の食育に積極的に取り組んでまいります。