NPO法人むすびえを通じて、全国のこども食堂の「食品衛生責任者」資格取得を支援
ソシオークグループは、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(本部:東京都渋谷区/理事長:湯浅誠、社会活動家・東京大学特任教授)に寄付を実施し、全国のこども食堂向けに「食品衛生責任者」資格取得支援を行って参ります。
こども食堂とは、子どもが一人でも行ける無料または低額の食堂です。地域交流拠点と子どもの貧困対策という2つの役割を担っています。こども食堂が安全・安心な場所であるとの認知を広め、地域交流拠点として増やしていく必要がありますが、ボランティア活動として広がっているため衛生に関する対応が不十分な運営者もあります。こども食堂への安心感が高まり、より地域に定着しやすく、安定かつ継続的な運営のためにソシオークグループは、全国のこども食堂の支援を行っているNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえへの寄付を通じて「食品衛生責任者」資格取得の為の支援を行うこととなりました。
「世界食料デー」でもある10月16日、湯浅理事長が来社され感謝状を受領いたしました。ソシオークグループでは、こども食堂への支援のほか自社でも東京都品川区にてこども食堂を運営。また、三重県桑名郡木曽岬町の自社農場では県内のこども食堂へ新鮮野菜の寄贈を行っています。全国のこども食堂の進展、支援を行うため、今後も継続的にサポートして参ります。
■ソシオークグループが運営する「てしおこども食堂」
給食事業を展開するソシオークグループ・葉隠勇進株式会社およびハガクレフード株式会社が調理技術を磨く研修所「てしおキッチン」。にて月2回開催。開催場所は定期的に従業員の調理研修を開催している研修所です。研修の一環として調理した料理や余剰食材を利用して、こども食堂向けにアレンジしたメニューを提供しています。食事内容は、給食会社がプロデュースするこども食堂のため、衛生的で栄養満点。また、子育て支援事業を展開する株式会社明日葉の児童指導員も運営当日のサポートをしています。
https://www.facebook.com/teshiokodomo/
■世界食料デー
世界の食料問題を考える日として国連制定した日が10月16日です。世界の一人ひとりが協力しあい、最も重要な基本的人権である「食料への権利」を現実のものにし、世界に広がる飢餓、栄養不良、極度の貧困を解決することを目的としています。
■NPO法人 全国こども食堂支援センター・むすびえ
「こども食堂の支援を通じて、誰も取りこぼさない社会をつくる。」というビジョンを掲げ、2018年12月に設立された団体です。こども食堂が全国のどこにでもあり、みんなが安心して行ける場所となるよう環境を整える他、こども食堂を通じて、多くの人たちが未来をつくる社会活動に参加できるよう活動しています。具体的には、全国3,700軒以上のこども食堂のネットワーク(中間支援団体)を後押しする「地域ネットワーク支援事業」、こども食堂を応援してくれる方々とこども食堂をつなぐ「企業・団体との協働事業」、こども食堂の意義や実態を伝え、理解を広げる「調査・研究事業」を中心に行っています。
https://musubie.org/
■湯浅 誠 <社会活動家・東京大学特任教授>
1969年東京都生まれ。日本の貧困問題に携わる。1990年代よりホームレス支援等に従事し、2009年から足掛け3年間内閣府参与に就任。政策決定の現場に携わったことで、官民協働とともに、日本社会を前に進めるために民主主義の成熟が重要と痛感する。現在、東京大学先端科学技術研究センター特任教授の他、NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ理事長など。著書に『子どもが増えた! 人口増・税収増の自治体経営』(泉房穂氏との共著、光文社新書)、『「なんとかする」子どもの貧困』(角川新書)、『反貧困』(岩波新書、第8回大佛次郎論壇賞、第14回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞)など多数。